内容説明
道元が750年あまり前に遺した食の心の教えを、21世紀に学ぶ。飽食の傍らにおびただしい飢餓が横たわる現代、「食材を人の眼のように大切にせよ」という道元の言葉は、食べものの命をいただいて命をつなぐ食の本質を語り、食材の命を生かしきるあり方を伝える。
目次
第1章 作る心『典座教訓』を読む(何を以てか他に譲るべけんや;他は是れ吾れにあらず;これを護惜すること眼睛の如くせよ;典座は絆を以て道心と為す ほか)
第2章 食べる心『赴粥飯法』を読む(法はこれ食、食はこれ法;僧堂へ入る作法;食器を並べる作法;食前の祈りの作法 ほか)
著者等紹介
中村璋八[ナカムラショウハチ]
1926年神奈川県に生まれる。東京文理科大学卒業。現在、駒沢大学名誉教授。文学博士
関口千代[セキグチチヨ]
1922年東京都に生まれる。日本女子大学国文学部卒業
川端晶子[カワバタアキコ]
1926年福井県に生まれる。日本女子大学家政学部卒業。東京農業大学教授を経て、現在、同大学名誉教授。食学研究所主宰。農学博士
渡辺寿美江[ワタナベスミエ]
1931年東京都に生まれる。日本女子大学家政学部卒業。婦人国際平和自由連盟理事。(社)日本女子大学桜楓会東京都町田支部長
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