内容説明
女性史研究は、今日、アメリカにおいて最も急速に発展しつつある学問分野の一つである。1970年代以来の研究の成果には、まさに目をみはるものがあった。女性について学ぶということが、男性について、また男性と女性の関係について、さらに、さまざまな階級と民族の人々について、とりわけ市民と国家について、私たちの理解を深めるうえで重要な意味をもってきたのである。こうした新しい知見を共有し、学生のみなさんにも役立つように本書を編集。その最新版。
目次
序 ジェンダーと新しい女性史
第1章 伝統的アメリカ―1600年‐1820年
第2章 工業化するアメリカ―1820年‐1880年
第3章 工業化するアメリカ―1880年‐1920年
第4章 現代アメリカ―1920年‐1990年
結び 新しいフェミニズムと社会変革の力学
著者等紹介
カーバー,リンダ K.[Kerber,Linda K.]
コロンビア大学博士号取得、アイオワ大学歴史学教授。アメリカ学会(American Studies Assosiation)会長、アメリカ歴史家学会(Organization of American Historians)会長を歴任。『Women of the Republic』、『Toward an Intellectual』、『History of Women』、『No Constitutional Right to be Ladies』など多数の著書がある
ドゥハート,ジェーン シェロン[De Hart,Jane Sherron]
デューク大学博士号取得。カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校歴史学教授。著書には『The Federal Theatre』、『Sex,Gender,and the Politics of ERA』(共著)などがある
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