内容説明
歴史学習を重ねて自分史にいどんだ茨城の女たち。それぞれの体験がつながって、「昭和」という時代がくっきりと浮かびあがる―。掘りあてた鉱脈の豊かさが深い感動をよぶ。
目次
父の「軍隊手牒」
陸軍省兵務局兵備課機秘密図書係として
北浦海軍航空隊
学童疎開から新制中学へ
いつわられた戦死公報
手をつけられなかった「拾円紙幣」
終戦の日8月15日の日直
38度線
戦後の混乱をのがれて
鹿島に生きて
昭和の終わりを告げる火
そのとき私は―いま「昭和」という時代を考えよう
昭和女性史年表 暮らしの中の昭和