内容説明
明治・大正・昭和を通じて、女性の覚醒や人間的平等を主張し、かつ実践した人びと十数人を選び、調査研究し、共同討議による検討・修正を重ねた末、出来上がったのが本書である。
目次
森有礼と植木枝盛―言行一致と言行不一致
岸田俊子―近代の夫婦像を求めて
福田英子―蹉跌をのり越えて
堺利彦―愛妻社会主義者
羽仁もと子―新しい家庭の創造をめざして
与謝野晶子―「みだれ髪」のスーパーウーマン
管野スガ―処刑台に消えたフェミニスト
平塚らいてう―新しいパートナーシップ
山川菊栄―夫とともに歩んだ理想への道
高群逸枝―ラディカルで古風な巡礼
伊藤野枝―奪いとった愛と思想
宮本百合子―冬の時代を愛に生きて
岩崎盈子―社会福祉にかけた青春