内容説明
私たちの暮らしを支えるインフラや明日の都市の姿を、誰がどこでどのように決めているのか―その「舞台裏」は、ふだんほとんど見えません。本書は、土木学会の調査団が現地に赴き、徹底取材したノルウェーの驚くべき実態を明らかにします。そこには、計画の初期段階から情報を包み隠さず公開し、市民と対話を重ねる「透明な社会」の姿がありました。安心して快適に暮らし続けられる「ありたい未来」を目指し、参加を通じて地域やインフラづくりに関わり、納得できる社会を築きたいと願うすべての人に、ぜひ手にとっていただきたい一冊です。
目次
第1章 透明な国、ノルウェー(なぜ、ノルウェー?;ノルウェーの政治・行政の仕組み)
第2章 計画・建設法による包括的な計画制度(計画・建設法の概要;計画・建設法に基づく公衆参加と調停;計画・建設法に基づく開発計画制度)
第3章 交通分野の計画制度とその運用(国家交通計画;交通プロジェクトの形成と評価;交通プロジェクトの計画策定に係る公衆参加と合意形成;国家交通計画に基づく新たな都市・交通制度;交通分野の計画体系(まとめ))
第4章 我が国の計画制度への示唆(本章のはじめに;ノルウェーの国づくりの特徴;我が国への提言;本章のむすびに代えて:執筆者の想いと願い)
著者等紹介
水谷誠[ミズタニマコト]
1987年東京大学大学院修士課程修了、運輸省(現国土交通省)入省。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス大学院地域計画学修士、アジア開発銀行交通専門家、国土交通政策研究所、港湾局産業港湾課長、中国地方整備局長等を経て2020年退官。その後、日本建設業連合会常務執行役、東京大学非常勤講師等を務める。博士(工学)。現在、五洋建設(株)専務執行役員、政策研究大学院大学非常勤講師
屋井鉄雄[ヤイテツオ]
1985年東京工業大学博士後期課程修了、1997‐2023年同大学教授。この間にMIT客員准教授、ヘルシンキ工大(現アールト大)客員教授、フィリピン大客員教授、アジア交通学会会長、土木学会副会長を務める。千葉県や相模原市の都市計画審議会会長、交通政策審議会委員等。博士(工学)。現在、東京科学大学特任教授・名誉教授、(一財)運輸総合研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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