講座現代文化としてのスポーツ<br> スポーツ指導 新論―講座・現代文化としてのスポーツ〈3〉

講座現代文化としてのスポーツ
スポーツ指導 新論―講座・現代文化としてのスポーツ〈3〉

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  • サイズ A6判/ページ数 183p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784810510706
  • Cコード C3075

出版社内容情報

これからのスポーツ指導の在り方について、日本スポーツ産業学会スポーツ指導サービス専門分科会が行ってきたこれまでの研究成果を分かりやすい形でまとめています。スポーツ指導は、伝統的なキツイ、辛い、苦しいの「3K」イメージから脱却して、人々の生活を豊かにし、文化としてのスポーツが発展していく方向をめざすべきだ―あくまでも学習者を主体に据え、その学習プロセスを指導者が支援する「スポーツ学習支援サービス」というコンセプトに立脚しつつ、座談会をはじめ、さらに、スポーツ文化とは何か、学校体育や商業スポーツは市民スポーツとどのように連携すべきか、等々をテーマとした論説を収録しています。

Ⅰ 座談会「市民生活としてのスポーツ」の学習/指導
 泉沢 輝 〔(有)ハイライトサポート代表取締役〕
 宇佐美彰朗〔東海大学教授・元オリンピックマラソン日本代表〕
 乙戸光男 〔(社)日本プロテニス協会理事〕
 寺井克明 〔特定非営利活動法人ふくのスポーツクラブ理事〕
 桝井瑛里 〔(社)日本女子プロゴルフ協会理事〕
Ⅱ スポーツ文化の発展―学習と指導の営み―
 1 スポーツ文化を考える
   (永島惇正・東京学芸大学附属学校部長)
 2 スポーツ文化を学ぶために―望ましい学習者の位置づけ
   (細江文利・東京学芸大学教育学部教授)
 3 求められるスポーツ指導者像
   (越川茂樹・上智大学文学部保健体育研究室嘱託講師)
Ⅲ 市民スポーツの成熟のために
 4 学校体育と市民スポーツの連携
 (1)「生涯学習としてのスポーツ」の指導
   (立木 正・東京学芸大学健康・スポーツ科学学科教授)
 (2)市民スポーツにおける学習のあり方
   (山本理人・北海道教育大学教育学部岩見沢校教授)
 5 商業スポーツと市民スポーツの連携
 (1)商業スポーツにおける指導のあり

 本書で展開したスポーツの指導と学習は、ひとりの人間がスポーツと出会い、スポーツを文化として学習しライフスタイルとして身につける点でも、またスポーツ文化そのものを成熟させていくプロセスとしても重要な意味をもっています。
 ご存知のように、今日の社会におけるスポーツはますます多様化し、同時に指導者の多様化も進展しています。スポーツ種目に目をやれば、サッカーやテニスなどの近代スポーツだけでなく、フライングディスクやパークゴルフなどのニューコンセプトスポーツ、スケートボードやマウンテンバイクなどのエクストリームスポーツ、また健康や体力づくりをめざすエクササイズ型スポーツなどさまざまな広がりがあり、各種の指導者が必要とされてきています。
 一方、指導者の対象(学習者)となる人々(市民)の姿においても、性別や年齢、障害の有無などのハードルが低くなり、誰もが気楽にスポーツにアクセスできる時代となってきました。もちろん、市民がスポーツ活動に求める目的も見いだす価値もまた多様なことは言をまちません。
 このように多様化するスポーツ環境と、複雑化する指導環境においても―あるいはこのような時代だからこそ、本書で取り上げたス

内容説明

本書は日本スポーツ産業学会スポーツ指導サービス専門分科会でのこれまでの研究内容を再構成したかたちとなっている。ここでは、これまでの伝統的な「スポーツ指導」の考え方から脱却し、あくまでも学習者を主体にすえ、その学習プロセスを指導者が支援することの重要性を強調するコンセプトである「スポーツ学習支援サービス」の視点に立脚している。

目次

1 座談会「市民文化としてのスポーツ」の学習/指導
2 スポーツ文化の発展―学習と指導の営み(スポーツ文化を考える;スポーツ文化を学ぶために―望ましい学習者の位置づけ;求められるスポーツ指導者像)
3 市民スポーツの成熟のために(学校体育と市民スポーツの連携;商業スポーツと市民スポーツの連携)
4 市民スポーツの周辺―見えざる文化の学習(メディアスポーツのあり方;ジェンダーとスポーツの周辺;スポーツイベントと市民生活)

著者等紹介

鈴木守[スズキマモル]
1976年上智大学文学部社会学科卒業。1979年筑波大学大学院修士課程体育研究科修了。現在、上智大学文学部教授(保健体育研究室)。専攻、スポーツ社会学

山本理人[ヤマモトリヒト]
1986年東京学芸大学教育部初等教育教員養成課程卒業。1989年東京学芸大学大学院修士課程教育学研究科修了。現在、北海道教育大学教育学部岩見沢校助教授。専攻、スポーツ教育学・体育科教育学
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