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内容説明
本書は、外来帰化動物たちの、現在の置かれている立場・姿を、一部擬人的な表現、つまり、動物たち自身の「コトバ」を用いて、この問題を一冊にまとめたものである。
目次
1 オレたちだけが悪いのか!(帰化動物問題を考える―対談・アライグマVSマングース)
2 人間だって勝手だよ(魚が減ったのはすべておれたちのせいなのか―ブラックバス;島に置き去りにしたのは誰ですか?―ヤギ;混血ザルなんてゴミ同然なんだろうな―タイワンザル ほか)
3 “異国”でガンバって生きてます(戦後の経済復興に貢献した立役者―ウシガエル;絶滅の一途をたどるなつかしのペット―アメリカザリガニ;指名手配の身となった戦争の“ショウリ”者―ヌートリア ほか)
著者等紹介
中村三郎[ナカムラサブロウ]
新潟県上越市生まれ。明治大学卒業。放送作家、ジャーナリスト。TV番組の企画・構成や雑誌などに執筆。最近は政治、経済、環境の分野にも活動の場を広げている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぞだぐぁ
0
人間によって持ち込まれ、害獣とされてしまった帰化生物達が一人称で日本に持ち込まれた経緯や人間の身勝手さを話す本。……途中までは。その他の節も分かりやすく書かれていたが、やはりインパクトが薄い。中学の図書室とかに置いとくにはいい本かな。2012/11/01
TsumuRi
0
帰化動物(人間の手によって輸入された動物のうち日本の自然環境に適応して自律的に繁殖して定着したもの)が語るというスタイルで、彼らが帰化するまでの敬意を解説した本。在来種の減少という変化の原因は、本当に帰化動物だけなのかという指摘も。しかし日本に土着の種だと思ってた種(例:ニホンヤモリ)が実はずっとずっと前に海外から持ち込まれて定着した種だったとか、意外な記事もあった。2010/07/08




