内容説明
8月29日、大阪ドーム。辰吉丈一郎はリングまで敷かれた緋色の長い花道を歩む。そのとき、胸中にはいかなる思いが駆け巡るのか。男は人生のすべてを賭けた戦いに挑んだ。
目次
第1章 惨敗、そして最後の闘いへ
第2章 屈辱の敗戦と引退危機
第3章 再起を賭けたラスベガス
第4章 バンタムへの想い
第5章 38歳の世界チャンピオン
第6章 混迷からの甦生
第7章 世界チャンピオンの証
最終章 闘い続けた理由
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kera1019
3
環境や練習に対する変化、相手選手の気遣い、何よりもボクシングに対する想いの剥落など、カリスマの落陽を読むのは痛々しくて辛かった。ウィラポンに敗れて引退ってトコで感動的に終わってますが、その後の復帰、強制引退、現役続行表明など辰吉丈一郎というボクサーは終わってない… その辺のことは辰吉選手の著書「それでもやる」に書かれてますが、とりあえず本書では長年、辰吉選手を見てきた著者の想いが静かに幕を降ろしてます。2014/09/14
ヒロシスペシャル
1
辰吉がデビュー当時の勢いを失い連敗を喫したのはダメージの蓄積が原因と思ってましたが‥まさかの練習不足だったとは。走り込みをしないからあんなに下半身が細いんですね。納得。2014/02/27