内容説明
東西文化交流の歴史から導かれた驚愕のイエス像がここにある。気鋭の研究者七人による解説『イエス=仏教徒説を検証する』を収録。
目次
第1章 インドと西洋(イエス、大いなる謎;ゴータマの目覚め ほか)
第2章 仏教徒イエス(ブッダとイエス―幼年時代の共通性;賢者と選ばれた子供―アシタとシメオン ほか)
第3章 原イエスへの道(仏教の西進;テーラヴァーダ(上座部)とテラペウタイ―エジプトの仏教徒 ほか)
解説 イエス=仏教徒説を検証する(ヘレニズム時代の東西文化交流史上の『イエスは仏教徒だった』の歴史的背景;近・現代聖書学から見た『イエスは仏教徒だった』 ほか)
感想・レビュー
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とろろ
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図書館で借りて一か月くらいかかって読みました。イエスが宣教開始するまでのあいだに、接触したであろう、エジプトあたりにあったテラペウタイという教団。これは、テーラワーダに似てる。仏教教団だったのではないか? という、屋上屋を重ねたような内容でした。後半は、日本の学者たちによる検証になっていて、これは眉に唾を付けて読まなあかんで、面白いけどな、というような感じでした。ある意味安心なつくり。原著者たちの、インドへの憧れはわかるんだけど。ガンダーラじゃあるまいし。思い入れ強すぎじゃないかと思いましたw2017/06/15