内容説明
“スーチーさんの国”ミャンマーのほんとうの姿。日本とミャンマーの人々とのあたたかい友情を知っていますか。
目次
プロローグ ヤンゴンに響く『軍艦マーチ』
第1章 独立の日彼らはやってきた
第2章 相武台の青春
第3章 「独立」のために
第4章 その名は緬甸幹部候補生隊
第5章 深まった日緬の絆
第6章 吹き出した植民地政策「負」の遺産
第7章 ひとつの時代の終わり
第8章 戦時の留学生を考える
第9章 ミャンマーはいま
エピローグ バトンは渡された
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Akihiro Nishio
21
ミャンマー本4冊目。途上の飛行機で読む。ビルマ独立に貢献した日本の陸軍仕官学校卒ビルマ人にスポットを当てる。かなり陸軍礼賛の本で微妙だが、仕官学校で同じ釜の飯を食べた仲間として絆があったことは確かだろう。興味深いのは、日本からの独立を果たしたビルマに対して再び植民地総督府くイギリスへの独立戦争はうやむやになり、少数民族との長きに渡る内戦に突入する。ネーウィンは事態を沈静化した点でアウンサンより英雄かも知れない。20年前の本とは言えスーチーさんへのこき下ろしは痛い。好き放題書いた本だが一定の価値はあるだろう2018/10/24
Sakie
11
亡祖父に戦友が贈った本らしい。日露戦争後、強いアジアを目指したアジア各国が日本の陸軍士官学校に送り込んだ人材は、その後日本軍の侵略に水を差されながらも、戦後の対日関係の礎となったという主旨。祖父はビルマへ出征しており、終戦後も何度となくビルマを訪れている。昭和57年、イラワジ河畔からアラカン山に沈む夕日を一緒に見た思い出を書いた手紙が挟まったままになっていた。祖父が当時現地で何をし、何を思っていたかは、何も語らなかった祖父が亡き今はわからないままで、少なくともその手がかりになる本ではなかった。2018/08/12
OMO
1
面白さ:○ 興味:○ 読みやすさ:○ 新鮮さ:○ 文学的云々:×2023/09/08