出版社内容情報
ロシア国立公文書館の資料(それにはヒトラーとエヴァ・ブラウンの頭蓋骨の断片も含まれる)、パラグアイに逃亡したヒトラーの個人秘書、マルティン・ボルマン関連資料など、これまで明らかにされなかった多数の資料を縦横に駆使して、悲惨なヒトラー最後の日々を描きだしている.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』118頁、より)
内容説明
1945年4月30日、ベルリンの地下壕で何が起こったのか。ヒトラーの死後、半世紀を経てはじめて検証されるヒトラーの死の真実。検死データを新たに分析し、外科医が歴史の虚偽に立ち向かう。
目次
ヒトラー―神話と実像
アドルフ・ヒトラーの精神的特質
神がみの黄昏への序章
総統地下壕
ヒトラーの死
ヒトラーとエヴァ・ブラウンの葬儀と埋葬
死体の発見と法医学的欺瞞
青酸中毒
地下壕再訪
脱出
ボルマンの死をめぐる陰謀と偽情報工作
過去を発掘する
パラグアイにボルマンを追う
展望と結論