内容説明
本書は、タイム・ライフ・ブックスのTrue Crime Seriesの一冊、MAFIA:Profiles of the most notorious kingpins of organized crimeを訳出したもので、原書のサブタイトルが示すように、イタリアン・マフィアとアメリカン・マフィアの名だたるドンと殺し屋たちのプロフィールを紹介しながら、マフィアの世界の内幕に迫り、その興亡の歴史を描いている。
目次
1 「シチリアにルーツを探る」
2 「アメリカに新天地を求めて」
3 「取締役会長の座」
4 「ドンたちのたそがれ」
5 「掟の終焉」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
獺祭魚の食客@鯨鯢
62
個人的に映画「ゴッドファーザー」を最高の名作とし、いつかは舞台となったシシリー島へ行きたいと思っています。本作品を読むと、現実のマフィアはそんなにドラマチックものではないことはよくわかります。しかしイタリアからの移民がアメリカで生き伸びていくためには、反社会的活動をせざるを得ない場合があったことも事実です。コッポラ監督はアメリカンドリームの影で生きたイタリア系アメリカ人の生きた証としてこの不朽の名作を制作したように思います。2020/01/15
サニジョプッ
1
「暴力と恐怖の社会化」という視点が貫かれており、大変意義深い本となっている。腐敗を育む土壌は何か。腐敗はどう拡大していくのか。時代と共に腐敗が取り扱うビジネス自体も変質化する。色々な見方があろうが、ラッキー・ルチアーノ以前/以後の記述がとりわけ興味深かった。2011/10/27
koichi uchida
0
そんな簡単に人が死んでしまうのか 殺してしまうものなのか やはり、恐い世界があることを感じる2018/03/26
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- 和書
- 東京都湯沢町