内容説明
ファッションの歴史をカラフルに紹介するユニークな博物図鑑です。男性や女性や子どもたちが実際に身につけていた各時代の衣装やアクセサリーや小物のみごとなカラー写真によって、服飾の歴史を証言します。
目次
なぜ衣服を着るのか?
涼しく、簡素に
美装を凝らして
暖かいチュニックとクローク
先の尖った帽子と靴
豪華、流麗、そしてずしりと重く!
雑貨いろいろ
スラッシュだらけ
釣り鐘形と箱形
靴のいろいろ
リボンとボウ
カールの大流行
絹とブロケード(にしき織り)
おしろいとつけぼくろ
海辺の美女たち
小物あれこれ
万人向きの木綿〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
春ドーナツ
9
服飾の歴史を概観すると、女性には酷であったとしみじみ思う。参政権を得たことよりも、コルセットからの解放の方がうれしかったという意見も紹介されていました。日本の場合で思い浮かぶのは、お歯黒です。毎朝、歯を黒く塗る。主成分は鉄漿水(かねみず)と呼ばれる酢酸に鉄を溶かした茶褐色・悪臭の溶液だそうですが、食事時に滲んだりして味覚を損ねたりしなかったのかしら。「大きなお世話どす」と言われればそれまでの話となるのがファッションの奥深さ。いろんな流行り廃りがあった。着心地良いのが一番だと思う私は野暮なのだろう。2017/11/10
詩歌
2
19cまでドレスにポケットは付いていない。隠しポケットが…ウエストポーチ? 18cのキャップが可愛いので着物に合わせたいくらいだが自重します。2014/04/18
もとせ
0
26頁【17世紀のファッションは、イングランドとオランダの清教徒的な簡素さと、フランス宮廷のこの上ない華やかさという両極端のあいだで揺れ動いていた。ヨーロッパを席巻したスペインの堅苦しいファッションは17世紀初頭、より自然なスタイルが受け入れられるようになり衰退した。フランスがルイ14世の下で強大になるにつれて、フランスのスタイルがヨーロッパのファッションの主流を占めるようになった。】2017/05/09
さらさら
0
薄い図鑑。ちょっとした服の歴史。ヨーロッパいいなあ(´∇`)2011/09/26
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- 和書
- スリッパの男