ジョージ・ケナン二十世紀を生きて―ある個人と政治の哲学

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ジョージ・ケナン二十世紀を生きて―ある個人と政治の哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 459p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784810380279
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0031

内容説明

20世紀のアメリカを代表する最高の知性が、戦争、革命、不確かな平和だったこの一世紀を背景に、その思想を真底から吐露した21世紀への遺書。

目次

人間はひび割れた器
信仰
政治と政府
国民
イデオロギー
平等主義と多様性
アメリカの規模
中毒
対外政策(非軍事;軍事)
何をすべきか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Francis

13
25年ぶりぐらいの再読。400ページ以上もあるこの本を20代後半の時に良く読めたな、と思う。まさに「若さゆえの過ち」読み返してみて、著者ケナン氏の学識の深さに驚く。人間観、信仰を語ることからはじめて政治、平等、イデオロギーを語り、第三部にしてようやく著者の専門分野外交を語るのだ。しかし文章には冗長さはなく、真摯さを感じさせる。今は中公クラシックスに入っているようなので、そちらで一読をお勧めする。2021/05/19

0
ケナンの思想。完全に統一的な問題を扱うのではなくいささか断片的に書かれている気はするが、貫かれているのは人間の不完全性の認識と進歩主義・物質主義への懐疑であったように思う。私自身はここに書かれているほとんどの議論に賛成。ただ、巻末の解説にあるように、具体的な政策においては微妙な提案が多い。私も彼は外交官というよりは学者だったのだろうと思う。2021/12/25

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