内容説明
近代戦で流された多くの血と汗から得られたロジスティクスの概念やノウハウを、現代のビジネス・ロジスティクスに生かす方策を探る。
目次
ロジスティクスとは
グランドストラテジーからみたロジスティクス問題
陸空海のロジスティクス
ロジスティクスへの取り組み日米比較
総力戦とロジスティクス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶのぶ
1
日経ロジスティクスの連載をまとめたもの。前半で戦史を紹介、後半は各戦争の物流戦略を解説という構成。『補給戦』より入門的。良い書籍だが第一次世界大戦においてドイツ敗戦の理由は小モルトケのシェリーフェンプランの修正にあるという記述は誤り。実際は元の計画の見通しが甘かった。例えば補給、求められる進軍速度(自動車が未整備、敵国の鉄道は破壊されて使えない)、フランス・ベルギー・ロシアの動向など。『やる夫で学ぶ第一次世界大戦』が詳しい。姉妹本として『ロジスティクス思考とは何か』がある。2014/04/03
maki
1
人は、空腹では何もできない。だからリーダーは、システムは、何をどうすべきかついて教えてくれる書。2011/05/02