内容説明
通信技術を通し「世界は一つ」の実現に果敢に挑む、偉大な精神の物語『2001年宇宙の旅』のアーサ・C・クラークが年来の願いを込めて現代に贈る壮大なメッセージ。
目次
第1部 深淵での架線
第2部 海をわたる声
第3部 通信衛星前史
第4部 星空からのメッセージ
第5部 光りあれ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
9
作者は、芸術家ウィンダム・ルイスが提唱し、ルネサンスでの印刷機の発明が起こした「グーテンベルクの銀河系」の次の時代を指す語として、メディア論の創始者マーシャル・マクルーハンが普及させた「グローバル・ビレッジ」(地球が村のように緊密に統一されたメディア環境にあること)のさらに彼方を構想する。本書は、1812年に始まる大西洋を渡る海底ケーブル敷設の苦闘から説きおこし、第二次対戦中作者が論文化した通信衛星のアイデアと戦後宇宙開発競争を経て、宇宙に広がる通信技術の未来へ繋がる歴史ドキュメントである(1992刊)。2023/10/31
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