内容説明
ドイツの作家は文学で稼いで生きていたわけではない。文学のために生きていたのである。「ドイツ文学」は「千年以上にわたる歴史ではなく、きっかり200年、1750年から1950年までの歴史しか持たない」という著者の主張は、ドイツ文学研究者を挑発しただけでなく、メディアお抱えの文芸評論家などの痛いところをもついた。
目次
第1章 「ドイツ的」とは何か
第2章 うまくいかなかった始まり(見失われた中世;遅れてきた近世)
第3章 うまくいった始まり―十八世紀(牧師の息子たち、美神の息子たち;新しい言語;不滅のポエジー)
第4章 進展、回帰、終焉(進展―十九世紀;回帰と終焉―二十世紀)
第5章 文学の歴史
著者等紹介
フュルンケース,ヨーゼフ[フュルンケース,ヨーゼフ][F¨urnk¨as,Josef]
慶應義塾大学大学院文学研究科独文学専攻教授
和泉雅人[イズミマサト]
慶應義塾大学大学院文学研究科独文学専攻教授
安川晴基[ヤスカワハルキ]
慶應義塾大学文学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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