感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
愛楊
1
同学者小辞典シリーズに属する。各項目に付された独・英訳や独・英語との対照表、膨大な参考文献など、記号学・論の小辞典として有用である。しかし1992年刊行という事情からおよそ30年前の理論・研究内容に基づくため、かなり古びてしまっている。記号学自体が古くなりつつあるなかで、音楽記号論や情報美学などの記号学の遺産を顧みるという意味ではノスタルジックな気持ちにさせてくれるかもしれない。2024/01/17
みか
1
記号学の著作を読む際には、傍らに用意したい一冊です。入門書的な、非常に平易な説明で記号学用語を参照することができます。薄くて、手軽なのはいいのですが、内容も割愛している部分が多いので、記号学を専門に学びたい方には少々物足りないかもしれません。2007/08/10
