内容説明
山と山の本をこよなく愛したバンカー、大島堅造が、自らの山行の思い出とジムラーの「アルプス回想録」などの古今東西の山の本について自在に語る。
目次
幼年時代からの山歩き
古代欧州のアルピニズム
山は何を与えるか
一アルピニストの回想
ヴィクトリア峰を仰ぐ
私は山が見たい
ジョン・ミューアの生涯と業績
早春の針ノ木岳
サン・アントニオ峰に登る
晩秋の秩父
日本の山・アメリカの山
ウェストン師を偲んで
1860年代のツェルマット
往年のツェルマットのガイドたち
ティンダル教授のモン・ブラン登攀記
レズリー・スティーブンとその著書
ウィンパーのマッターホルン征服とアンデスへの山旅
早春のマッターホルン撮影行
北アルプス昔話三題
コーカサスに挑んだ2人の英登山家
フィッツ・ジェラルドのアコンカグア試登
秋の乗鞍行
アブルッジ公をおもう
ラ・メラジュに挑んだ人々
ラ・メイジュに散った2人の登山家
アメリカ登山隊のマッキンレー登頂
エヴェレストをめぐって―その偵察と登頂
登山に関する内外の古典あれこれ
解説・『山の古典と共に』