内容説明
ニューギニアでの戦争体験を通して「人間の本質」「戦争の実態」を問う。
目次
序章 出発
第１章 原生林―ウエワク
第２章 ニューギニア作戦の意図
第３章 マダン行
第４章 ゴム樹海―マダン
第５章 歓喜嶺
第６章 フィンシハーフェンの会戦
第７章 転進
第８章 アイタペ作戦
第９章 原住民とともに
第１０章 玉砕路
第１１章 終戦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
勝浩1958
16
凄まじい戦闘で死ぬよりも飢餓や病気によって多くの命が失われたことが分かる。「弾薬・食料の補給は、全くない。塩さえもない。三年にわたる彷徨。敵との、自然との闘い。十数万の野ざらし。捨てられた部隊はこうして滅びざるをえなかった。」この頃の日本の軍隊は狂っていたとしか言いようがない。まるで、いまの北朝鮮のように。このような歴史は繰り返してもらいたくない。日米中ソの要人に対して切にお願いしたい。なんとか話し合いによる解決を。2017/09/09
