目次
竹取物語(五人の求婚者とかぐや姫;かぐや姫の昇天)
桃太郎
一寸法師
浦島太郎
鬼の話(鬼とは何か;古代の書物の中の鬼;説話の中の鬼;物語の中の鬼;『草双紙』の中の鬼・昔噺の中の鬼 ほか)
著者等紹介
大川純世[オオカワスミヨ]
慶応義塾大学文学部卒。所属、三田文学、日本児童ペンクラブ、同大学の「奈良絵本・絵巻の会」、童話の会「紙ひこうき」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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わ!
1
少し変わった本である。著者はいわゆる市井の研究者で、主に童話などの研究をされておられるのでは?…と思う。内容としては、お伽噺に関する話が本の2/3であるが、その半分が「竹取物語」となっていて、しかも「竹取物語」の書き下し文が、現代語訳なしで、ほとんど全文載せられている。もちろん「竹取物語」なので想像もつくし、読むのは簡単であるのだが、嫌がる人も多いかも。内容的には、著者と一緒にこの本を読んでいるような感じで、時々著者の感想や補足が入る。お伽噺以外の1/3は鬼について書かれており、それはそれで面白かった。2022/03/17