名誉のドイツ文学史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 400p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784809686122
  • NDC分類 940.2
  • Cコード C0098

目次

名誉のドイツ文学史(近代ドイツ文学に描かれた名誉の諸相;世紀転換期の身分制秩序と名誉、戦後ドイツ文学の名誉;名誉規定の呪縛―シュニッツラー『グストル少尉』(1900)
「可愛い町娘」の自殺、そして復讐
世紀末ウィーンの妊娠小説
帝国の落日 身分制秩序と身分的名誉の終焉
ベル『カタリーナの失われた名誉』(1974)―なぜ尊厳(W¨urde)ではなく名誉(Ehre)なのか)
歴史文学論三篇(シラー『ドン・カルロス』(1787)―他者の壁、思い込みと読み違えの悲喜劇
『ミヒャエル・コールハース』(1810)のルター像―ルター・司法・正義/復讐(gerecht/ger¨acht)
フランス革命検死報告書『ダントンの死』(1835)―人権の消滅、自由の反転、平等・友愛の堕落)
ユダヤ人問題小説論(ポヤッツの徴兵騒動―フランツォース『ポヤッツ』(1905)東欧ユダヤ人の西欧近代へのアンビバレンツ
ホロコースト文学の盗作と偽書、作家は他人の苦しみを―Wolfgang KoeppenとBinjamin Wilkomirski(※井伏鱒二『黒い雨』)
歪んだ凹面鏡のリアリズム―ヒルゼンラート『ナチ&理髪師』(1967‐77)
嘘・シバイ・仮面・変装・入れ替わり―西欧文芸に見る狐知礼賛)

著者等紹介

武田智孝[タケダトモタカ]
昭和12年4月、兵庫県生まれ。広島大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。