内容説明
多くの人に出逢い、多くの人を見送った。ゆかりある人々へ捧ぐ哀悼詩集。
目次
ジェームス・ディーン「ジェームス・ディーンに」
マリリン・モンロー「Ode」
ジョン・コルトレーン「My Favorite Things」
ジョン・レノン「ジョン・レノンへの悲歌」
和田夏十「魂の戦場」
寺山修司「寺山修司への七〇行」「五月に」
小泉文夫「音楽の道」
保富康午「秘密」
寺田晃「残された無言」
山本太郎「太郎の月」〔ほか〕
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年東京生まれ。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。1962年「月火水木金土日の歌」で第四回日本レコード大賞作詞賞、1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、1982年『日々の地図』で第34回読売文学賞、1993年『世間知ラズ』で第1回萩原朔太郎賞、2010年『トロムソコラージュ』で第1回鮎川信夫賞など、受賞・著書多数。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ほのぼの
44
11月13日。谷川俊太郎さんが亡くなった。この作品は谷川さんと親交のあった方々や海外の著名人への哀悼の詩を集めた一冊。編者との対談の折、谷川さんは「死ぬのが楽しみ」と語ったらしい。「肉体は洋服と同じように脱げると思っています」「どうなるんだろう、という好奇心があります」編者の後書に【どの作もみな優しくも易しい。】とあった。谷川俊太郎さんの詩に惹かれる理由は「コレだ!」と納得。巻頭の『詩「そのあと」』には感動で鳥肌が立つ。何度も何度も読み返したい。謹んでご冥福をお祈りいたします。2024/11/23
テクパパザンビア
26
面白かった。『死ぬのが楽しみ』と語る谷川俊太郎先生の悼む言葉。ジェームスディーン、ジョンレノン、松下幸之助、茨木のり子、河合隼雄など知ってる人の詩の方がよく分かる。冒頭の『そのあと』が一番感動した。2019/12/24
りえこ
25
谷川さんが、様々な亡くなった方へ向けて書いた詩。そのあとがあるんだよね、残された人には。2015/04/16
おくらさん
23
1ページ目の詩から目を離すことが出来なかった。わたしは何を思い出したのだろう。 冒頭の詩が載っている本も読みたい。2021/01/07
江藤 はるは
19
詩って、伝えたいあの人のために綴るものなんだね。2020/01/08
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