内容説明
沖縄にほれ込み、沖縄を愛し、熱病にうなされているかのように見える「沖縄病」。その末期患者を収容する病棟はどこにあるのか?
目次
第1部 沖縄病末期病棟の朝(沖縄病末期病棟はどこにあるのか;私の沖縄病罹患の発端;沖縄の愛おしさ;私が見たある精神病院の実態;治療方法は、「禅」の思想と酷似していた;「存在論」からのアプローチ;沖縄病を治療する)
第2部 不安神経症者の散歩(友人Kの手記;人間の実態(所有欲の増殖と地球への感謝の意識の喪失)
不安神経症者の散歩
人類は未だに「天動説」によって考えている
私と友人Kが言いたかったこと(あとがきに代えて))
著者等紹介
田中秋陽子[タナカアキヒコ]
昭和30年山梨県に生まれる。宗教画家を志して、立教大学キリスト教学科に学ぶ。そこで神学、哲学と出会い、画家志望から一転して研究者の道を目指す。他大学の大学院哲学課程に進学するも授業料を全て書籍代に使い果たし滞納、1年で除籍処分となる。山梨県庁に入庁し現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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