内容説明
ほとばしる青春の熱気、才子佳人との出会い、めくるめく遍歴の日々、銘すべし、二十世紀初頭のヨーロッパ精神史の一断面が、ここにある。
目次
第1章 ツヴァイクとの出会い(政治の季節;星の時間;歴史転換の瞬間;芸術創造の瞬間)
第2章 南十字星のもとで(航海者マゼラン;簒奪された栄誉;西欧的偏見とは何か;航海者ヴェスプッチ;ツヴァイクの死)
第3章 ウィーンの夢の城(追想の試み;富者の都;文学への覚醒;貧者の都)
第4章 遍歴のアラベスク(魔都ベルリン;ヘル・ドクトル!;パリ遊学;リルケとの思い出)
第5章 赫々たる始動(異形者の美学;インゼル書店との蜜月;ロマンスの炎)
著者等紹介
藤原和夫[フジワラカズオ]
1949年、岩手県宮古市生まれ。東京都立大学人文学部史学科卒業。出版社の編集者、高校教師(世界史)を経て、現在は翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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