内容説明
1997年、世界デビューを果たしたもう一人の「イチロー」がいた。心臓病患者シミュレータ「イチロー」の誕生は、臨床心臓病学教育に半生をかけた医師の情熱の結晶であった。
目次
第1章 戦争外科で始まったインターン
第2章 クリニカル・ランゲッジ
第3章 ヨーロッパの空の上で
第4章 ダニー・ケイの「三つのL」
第5章 ブエノスディアス
第6章 研修にはシミュレータを
第7章 「ハーヴェイ君」を超える
第8章 アナハイムで先にデビュー
第9章 世界に羽ばたく「イチロー」
第10章 京都で叶った夢
著者等紹介
高階経和[タカシナツネカズ]
昭和4年生まれ。医師(循環器専門医)。神戸医科大学(現・神戸大学医学部)卒業後、米国留学、臨床心臓病学専攻。高階国際クリニック院長、神戸大学医学部・大阪大学歯学部講師、チュレーン大学内科・マイアミ大学医学部客員教授、名古屋大学保健学科講師、アリゾナ大学医学部客員教授を歴任。(社)臨床心臓病学教育研究会会長に就任。専門は、循環器内科。日本循環器学会専門医、日本内科学会認定専門医、米国心臓病学会会員、米国心臓協会会員。また、日本エッセイストクラブ会員として、執筆活動を続けている
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