内容説明
はぐくむ愛、ゆれる心、王朝の恋のさまざま。
目次
明石―親の夢を背負って
澪標―再びの春(明石・澪標)
蓬生―待ち続けた女 常陸の姫の物語
関屋―宿命に生きる
絵合―華やかな挑みの陰に
松風―耐える妻
薄雲―薄墨色の衣
朝顔―愛のはかなさ
乙女―引き裂かれた初恋
玉鬘―巡り会い
初音―六条院の初春 母と娘(玉鬘・初音)
胡蝶―六条院の春 恋心
蛍―六条院の夏 恋の演出
常夏―六条院の夏 ふたりの姫君
篝火―六条院の初秋 くすぶる恋
野分―六条院の秋 若き心を騒がせて
著者等紹介
西窪君子[ニシクボキミコ]
昭和16年、伊予の国に生まれる。39年、古典の魅力を若人に伝えたいとの野望を持って高校教員となり、現在に至る。源氏物語に魅せられて三十余年、「源氏物語の手紙文」を研究。やさしい解説付き「源氏物語」の完成を目指して執筆中
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