内容説明
「ニッポン」と呼ばれた明治の輸出磁器。東西の美の融合が生み出した美しさは、たゆまざる研究心と勤勉さにより育てられた。オールドノリタケの気品と勢いに満ちた美の本質を、いま克明に探求する。
目次
近代工芸の黎明期
ノリタケの歴史
磁器について
磁器の重さ
裏印
オールドノリタケの幼年期―『恩知図録』
オールドノリタケの壮年期―明治三〇年『送状』を中心として
画付技法
デザインの受容と変遷
ノリタケに見るデザインの受容と展開〔ほか〕
著者等紹介
井谷善恵[イタニヨシエ]
1954年生まれ。’79年関西学院大学文学部フランス文学科卒業。2000年関西学院大学大学院文学研究科修士課程修了後、同博士課程進学。現在、同大学院を休学し、ロンドン大学院SOAS(アジア・アフリカ研究所)在学中。専攻、明治期における輸出陶磁史
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