内容説明
きっと好きになる南海の十字路スラウェシ島のすべて。
目次
スラウェシ島縦断(ウジュンパンダン…パロポ―緊張と興奮の山岳紀行、そしてトラジャ訪問;パロポ…ポソ―ボネ湾最奥のサゴヤシ地帯と最大の難所ペンドロ峠;ポソ…ゴロンタロ―「南国の楽園」トミニ湾岸の道、そして赤道横断;ゴロンタロ…マナド―スラウェシ海沿岸の道、そしてお婆さんと衝突 ほか)
スラウェシ島への道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
15
椎名誠氏オススメ本。洗練とは逆の素人感が魅力。インドネシアを愛する教師が、スラウェシ島をバイクで旅する。本州より少し小さく、長崎県的にグニャグニャした島で、観光地化していない。道が無い、生水が危険、ボラれる等数々のトラップに落ちたり避けたりしながら、基本ほのぼの系の著者がアバウトに対処していくのが楽しい。20年前の旅だが、既に著者は「清潔過ぎる日本の異常さ」を指摘している。簡単にどうにかなる事じゃないが、せめてコインに裏表があることは自覚しておきたい。ほのぼのの奥には冷静な目がある。2017/04/01