目次
世紀末文学の文化的パトス
思想の運命・都市の運命
世紀末ウィーンの宗教的・思想的状況―われらオーストリア人の生い立ち
フロイトとウィーン
世紀末「ウィーンの近代建築」の成立をめぐって
世紀末ウィーンの美術―あるいはクリムトの蛇
陽気なミューズの世紀末―世紀転換期ウィーンのオペレッタとキャバレー
世紀末ウィーンの日陰
シュニッツラーの描く女性たち
ウィーンにおけるゲーテ・ルネサンス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん
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ウィーン世紀末文化概論って感じ。色んな分野からの寄稿があって面白い。社会学的なものも含め。2015/07/23
橘
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世紀末ウィーンの文化は保守と革新の対立という構図で認識してたけど、その構図はウィーンの上~中階級の人々が作り上げていたもので、彼らの下には数多くの困窮した労働者が存在していた。 「世紀末ウィーン」「保守と革新」といった言葉の裏に隠された様々な文化的要素を知り、これまでの認識を改める契機となった本だった。 クリムトについての知識を深められたのも良かった。2019/02/07
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- 和書
- 恋雨 文春文庫