内容説明
サン・セバスチャン、ビルバオ、パンプローナ、マドリード、バルセロナ、タラゴナ、バレンシア、セビージャ、ヒホン…スペインフットボールの風景。
目次
1 バスクフットボールの源流を探して
2 マドリーNo.7伝説
3 ラ・マシアの時間旅行
4 「バカになる」鈴木大輔
5 バルセロナで踊るサンバ
6 アフリカ蹴球任詩曲
7 アンダルシアの風
8 世界最高ストライカーの冒険
著者等紹介
小宮良之[コミヤヨシユキ]
1972年、横浜生まれ。大学卒業後にスペインのバルセロナに渡り、スポーツライターに。06年から日本に拠点を移す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KF
13
語学が好きでドイツ語とスペイン語を学んでいる。英語圏にはサッカーの他にラグビーがある。ドイツ語圏にはノルディックがある。が、スペイン語圏にはサッカーしか無い。イタリアほど歴史にも興味が無い。スペイン語を続ける動機付けは弱い。が、この本で少しまたやる気が出た。スペインに興味を持てた。もう少し地図を載せ、歴史的社会的記述を増やしてくれたらもっと楽しめた。それだけ多民族国家スペインサッカーの奥深い味わいを幅広く試食させて貰ったような感想。現地観戦するからには極力英語を拒んで街歩きしたいよね。2020/07/24
*
13
スキー、スノボ、サーフィン、クライミング、テニス、ペロタ(硬球を壁に打ち返して競うバスク地方伝統のスポーツ)...これら全て、サッカー・スペイン代表のFWアドゥリス(37歳で未だ一線級)が子どもの頃経験した競技である。しかも中途半端な練習ではなく、中には全国レベルで戦ったものも。過去の日本代表でも福西崇史は器械体操、巻誠一郎はアイスホッケーの経験者であり、「変わり種」が意外と強い。複線思考の重要性は、スポーツでも変わらない。2019/01/05
Kyo
2
「バルサファンによる著書か」と落胆した。だが後悔しつつも読み進めると新たな感情が芽生える。北はバスクから南のアンダルシアまで風土や気質の違いと多民族国家からなる背景により独自のサッカーが育まれていた。さらに刹那ながらも一時は世界最高の選手と称されたロナウジーニョや高額な給料を提示されるも断り自身の成長のために二部でもがきながらも懸命にプレーする日本人選手、そして成功を夢見て大陸から命懸けでボートに乗り渡ってくるアフリカの人々、スペインという土壌の上に様々な人種により形成されるラ・リーガの引力を発見できた。2023/09/11
j3supporter
1
スペインを舞台に成り上がる選手たちのストーリー。その中には、人生を変えてしまうほどの大きな決断、野望、そして挫折が渦巻いている…。サッカーの歴史が多く絡んでくる文章も多いので、往年のサッカー選手ファンは今の僕よりも何倍も楽しめると思う。
Mimuchi
1
ますます、観に行きたくなります。2018/02/27
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- 和書
- にっこり相続がっくり争続