J2&J3フットボール漫遊記

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J2&J3フットボール漫遊記

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784809414961
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0075

出版社内容情報

J1ではないけれど……。水戸、岡山、大分、札幌、山形、千葉、京都、磐田、福島、北九州、C大阪、金沢、愛媛、山口、清水、鹿児島、秋田、橫浜FC……計18クラブが登場。J1の優勝チームが決まる日に、あえて全国地域リーグ決勝大会を優先させる名物ライター宇都宮徹壱が経営力や戦力面だけでは語り尽くせない「J2&J3クラブの存在意義」について考察する。

内容説明

北は札幌から南は鹿児島までそれぞれの地域に根差した18の「Jクラブがある風景」。

目次

昇格13年目の「Jリーグ元年」―水戸ホーリーホック(2012年・夏)
ネガティブをポジティブに変える力―ファジアーノ岡山(2012年・秋)
「最もかわいそうな県職員」と諦めない監督―大分トリニータ(2012年・秋)
北の大地で始まった「のんのん革命」―コンサドーレ札幌(2013年・夏)
降って湧いた「新スタジアム構想」―モンテディオ山形(2013年・夏)
「ジェフ愛」を隠そうとしない人々―ジェフユナイテッド千葉(2013年・秋)
バドゥ、日本を愛しすぎた男―京都サンガF.C.(2014年・春)
「黄金時代」から遠く離れて―ジュビロ磐田(2014年・夏)
福島と湘南をつなぐもの―福島ユナイテッドFC(2014年・夏)
昇格度外視の意地の戦い―ギラヴァンツ北九州(2014年・秋)
去りゆくフォルランと「セレ女現象」―セレッソ大阪(2015年・春)
旋風を巻き起こす謙虚な男たち―ツエーゲン金沢(2015年・夏)
夢のプレーオフ進出と掘之内の風景―愛媛FC(2015年・秋)
教員チームからJクラブへの遙かなる道―レノファ山口FC(2015年・秋)
外様の人々が思い描く「王国復活」の夢―清水エスパルス(2016年・春)
昇格と統合から「持続してゆくクラブ」へ―鹿児島ユナイテッドFC(2016年・秋)
J3とBリーグがある街にて―ブラウブリッツ秋田(2016年・秋)
「キング」の健在と「F」の記憶―横浜FC(2017年・春)

著者等紹介

宇都宮徹壱[ウツノミヤテツイチ]
1966年生まれ。東京出身。東京藝術大学大学院美術研究科修了後、TV制作会社勤務を経て、97年にベオグラードで「写真家宣言」。以後、国内外で「文化としてのフットボール」をカメラで切り取る活動を展開中。『フットボールの犬―欧羅巴1999‐2009』(東邦出版)で第20回ミズノスポーツライター賞最優秀賞、『サッカーおくのほそ道』(カンゼン)でサッカー本大賞2017を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

21
 ある女性サポーター「セレ女!一緒にせんといてほしいわ!セレッソというクラブが好きで応援しているんですよ。選手の追っかけみたいに言われるのは心外やわ!」。カープ女子とか、女性のスポーツファンをそんな風に呼ぶ風潮は、もう、やめたら?と思う。ブームに一役は買っているし、選手の追っかけもそりゃそれで、ぜんぜん、まったく、いいとは、思うけど。 2017/07/17

Saku

12
最近DAZNでJ3の試合を見るのが面白い。試合内容も面白いけれど、地域性を表現したサポーターの応援や芝生で楽しそうに観戦するお客さんを見るのが好き。この光景は黎明期のJ2を見るようでとても微笑ましい。J2やJ3に所属するクラブの多くは市民クラブで地域の企業や自治体のサポートを受けながら、クラブのブランドで地域に貢献する相乗効果を産んでいるのがわかる。単に勝敗だけじゃなく地元にクラブがあることの幸せを感じられる一冊。読んで是非スタジアムに足を運んでほしい。2017/09/11

西澤 隆

8
「漫遊記」なだけに冒頭、水戸のエピソードが印象的。「時代劇・水戸黄門が終わってしまった。水戸PRはホーリーホックを活用せねば」という当時の市長の決断。この本で語られるJ2やJ3のチームのエピソードはすべてCOVID-19以前の話だけれど、それだけに「不要不急」を徹底的に封じ込めた日々に読むともっとしみじみとする。潤沢な財布を持つ地方自治体も下部所属サッカーチームもない。景気もよくない。そういった中であえて素敵な「不要不急」が作り出すまちの「!」を考える。そんなエピソードの積み重ねに僕は心温かくなるのです。2022/11/20

Melody_Nelson

7
いつもながら、宇都宮さんのフットボール愛に溢れた1冊。個人的には「ジェフ愛」が興味深かった。福島と湘南の提携など知らない事ばかりで、あっという間に読了。応援しているクラブがあると楽しいし、そのクラブが盛り上がれば地域にも活気が出るのかなー。決して勝ち負けだけではなく、ずっと見続けることによって楽しめる、そういうクラブの存在が大事なんだろう。経営は大変だというのも、本書で認識させられるが…。2017/09/03

あたちゃん。

6
表題の通り、J2、J3のチームを訪れ、サポーターやチーム関係者を取材した物語。普段はあまり陽の目を浴びないリーグを取材しているから興味深い。チームの成り立ちや、そこに至るまでの経緯など面白いです。Jリーグが好きな人しか読まないだろうけど、そうじゃない人にも読んでほしいと思う。サッカー描写もあるから、手に取りづらいかもしれないけど。2017/07/20

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