内容説明
人生の春夏秋冬、例えば受験、結婚、就職、定年、老い、病といった節目や岐路に立ったときは、その分野を得意とする仏様たちに、お願いしてみましょう。
目次
序章 お釈迦さま(釈迦如来)
第1章 人生の春(誕生~子ども時代にお世話になる地蔵菩薩;成長すると共にお世話になる虚空蔵菩薩 ほか)
第2章 人生の夏(就活に際してお世話になる摩利支天;就職するころにお世話になる帝釈天 ほか)
第3章 人生の秋(マイホームを持つころお世話になる金剛力士;貯蓄に励むころお世話になる大黒天 ほか)
第4章 人生の冬(定年を迎えるころお世話になる観音菩薩;老いを実感するころお世話になる弥勒菩薩 ほか)
著者等紹介
大江吉秀[オオエヨシヒデ]
1953年、福井県生まれ。松下電器工学院中退、大検を経て立命館大学文学部卒。出版社勤務ののちフリー編集者に。近年は旅行ガイドブック、とりわけ寺社案内紹介にもライターとして参加
田中ひろみ[タナカヒロミ]
女流仏像イラストレーター。奈良市観光大使。女子の仏教サークル「丸の内はんにゃ会」代表。カルチャーセンターで仏像の見方や江戸の史跡巡りの講師。仏像や神社仏閣の著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ナミのママ
50
タイトルにひかれ手にして、中身を見るとオールカラーでイラストが可愛い。人生を春夏秋冬にわけ、各4体ずつの仏様が紹介されています。「春」子供時代にお世話になる地蔵菩薩、「秋」趣味を楽しむころに吉祥天・・etcイラスト効果もあり、仏様がとても身近に感じられます。歴史を読むと、人とのかかわりがよくわかります。いつの時代も生活に伴う苦楽があり、仏様は人の生活に密着していたのだなと、改めて感じます。ほっこりしました。2016/10/28
よこたん
34
“悲惨な目にあったり逆境に陥ったとき、漠然とした不安を覚えるとき、人は独力でそれに耐えられるほど強くないのです。そんなとき、ほとけさまに「甘え」て力づけてもらう。それは古来からの日本の知恵でした。” 仏像の写真は1枚もなく、優しいタッチのイラストなのだが、各々の仏様の特徴がとても分かりやすい。人生を四季に例えて、その時々の悩みや願いをサポートしてくれる仏様を紹介し、由来や物語も楽しめる。遥か昔のインドの神々が、長い歳月を経て日本の仏様というかたちにおさまり、現在も生活の端々に息づいていることは素晴らしい。2016/12/04
keith
14
仏像の由来や特徴が分かりやすく解説されてます。仏像観賞の入門編ですね。2018/05/29
ikedama99
10
図書館の1冊。眺めるのもいいけど、人が一生の中で、こんなときには、この仏さまに甘えてみよう・・という一風かわったつくり方の本。でも、なんとなくうなずける感じ。ながめて楽しいです。2018/10/08
オリーブ
10
お寺などに行った時に思い出すほとけさまの存在に心静かにその有り難さを感じます。最近、忙しくて全く訪れていない私。死を意識しないわけにはいかなくなった年齢にさしかかってきた私ですが、“ほとけさま”のことを知っているのとそうでないのとでは心の平安を保つのに全く違ってくるような気がしています。煩悩だらけでまだまだ知らないことが多い未熟な私にはこういう本を読んで少しでも心静かに生きていけたらいいな~と思いました。2017/08/03
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