日本の助数詞に親しむ―数える言葉の奥深さ

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日本の助数詞に親しむ―数える言葉の奥深さ

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  • サイズ A5判/ページ数 187p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784809414145
  • NDC分類 815.2
  • Cコード C0076

内容説明

海にいるときは一匹の魚が、釣り上げられると一尾の魚。雲ひとつない青空、一座の入道雲、一筋の飛行機雲。…助数詞の成り立ち、それは日本人の視点を知ること。火鉢の数え方からメールの数え方まで、258種類の助数詞を語ります。

目次

第1章 人を数える
第2章 動物を数える
第3章 魚介類を数える
第4章 自然を数える
第5章 植物を数える
第6章 野菜や果物を数える
第7章 食事を数える
第8章 家や家具を数える
第9章 身に着けるものを数える
第10章 神仏を数える
第11章 助数詞の決まり方
第12章 “新しいもの”を数える

著者等紹介

飯田朝子[イイダアサコ]
1969年、東京都生まれ。東京女子大学、慶應義塾大学大学院修士課程を経て、1999年、東京大学人文社会系研究科言語学専門分野博士課程修了。学位論文『日本語主要助数詞の意味と用法』で、博士(文学)取得。現在は中央大学商学部教授、米国UCLAアジア言語文化研究所客員研究員。数々のテレビ・ラジオ番組の国語監修も手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

友蔵

17
読んでみると、物の数え方と由来に日本人の感性の鋭さと文化の奥深さを感じる。自分自身も物の数え方(助数詞)についてふと考える事があるが、今回読んでその多様さに改めて驚かされる。そしてこれらは、今もこれからも進化し続ける。言葉は時代と共に変化しながら生き続けるんだなぁと実感する。願わくは、日本語の持つ美と品も生き続けてほしいものだと思う。2017/07/20

ぽけっとももんが

12
日本語の助数詞は、約500種類あるのだそうだ。日常的に使われるのはその中でも120種程度、そういう言葉に関心のない人でも50種くらいは使い分けているらしい。すごいぞ日本語。薬を一錠か一本かで、それが錠剤なのかアンプルなのかがわかる。便利だけれどもこれを後から学ぶのは大変だろうなぁ。一朶の雲、という表現は美しい。なんでも一個で済ませてしまうような未来にはなりませんように。2018/09/25

きたさん

7
辞書ほど明確には書かれておらず、かといってエッセイのようにエピソードトークがあるわけでもなし。基本的には「こういう助数詞もありますね。こういう使い方もできますよ」という書かれ方をしているものが主なので、知っておくと心が豊かになる、という感覚で読みました。日本語の深さを堪能できる本でした。2017/02/07

midorino

6
今まで助数詞について意識して考えたことがなかったけれど、こんなにたくさんの種類があったとは。数を数える時のオマケくらいにしか考えていなかったけれど、助数詞で補われる情報量の多さや、使う人の意識によって助数詞が変わってくることに驚いた。恥ずかしながら花が生い茂っているところを「朶」という助数詞で数えることを初めて知ったのだが、情景が浮かぶようで気に入った。2017/03/27

月華

6
図書館 図書館で借りたので、このようなおしゃれな帯がついていたんだ、と画像を見て思いました。フルカラーのかわいらしいイラスト付きでした。あとがきに助数詞は進化し続けているとありました。2016/11/08

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