高校サッカーは頭脳が9割―現役監督たちの響く言葉

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784809411861
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0075

内容説明

名門校の条件を持たない一般の高校=弱者。弱者が勝つためにはなにが必要で弱者は敗北からなにを得るのか。アマチュアサッカーの強化書。

目次

1章 山下正人監督―「やっぱり、子供が好きなことじゃない?子供の可能性を色んな面から見てあげられるのは、子供が好きじゃないとできないんだよね」
2章 松本吉英監督―「誰に対しても同じように接すること。弱いやつと同じように強いやつにも向かっていけと。子供に強く言うのに親にペコペコしてたらダメ」
3章 朴英雄監督―「怒られるからその人が嫌なわけじゃない、褒められるからすべてが良いわけでもない。やっぱり褒め方と叱り方の上手な人だと思います」
4章 野崎正治監督―「やっぱり負けをどれだけ大事にできるかじゃないですか。勝負だから勝つことがすべてなんだけど、負けることのほうが多いんですよ」

著者等紹介

篠幸彦[シノユキヒコ]
東京生まれ。スポーツジャーナリスト。編集プロダクションを経て、実用系出版社に勤務。技術論や対談集、サッカービジネスといった多彩なスポーツ系の書籍編集を担当。2011年よりフリーランスへ。サッカー専門誌「週刊サッカーダイジェスト」でFC町田ゼルビアの番記者を担当。「サッカーダイジェストテクニカル」にライター兼編集で携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユーさん

12
やはり根底にあるのは、人間力。技術では無く、人として。「話の聴き方」「指示の出し方」「観察力」全てにおいて、失敗を繰り返して経験して行く。学校の勉強とは異なる勉強。2022/07/29

サッカー書籍専門店

3
公立の弱小校だった高校を強豪成長させた4人の監督のチームマネージメントやリーダー論について書かれていた。サッカーの本てより教育者ための本である印象が強い。4人の監督がそれぞれ違ったコンセプトを持っているが、コミュニケーションの大切さや強いメンタルを持つ重要性などは共通している。リーダー論として勉強になった。結局生徒も指導者も人の子で自分に合ったやり方で成功するしかないと私は感じた。また、高校サッカーのノックアウト方式の大会や高校が抱える部員の大さなど現在の指導者は対応するしかないがシステムに疑問を感じた。2014/04/13

tuppo

3
一度でも高校生になった人間は死ぬまで高校生であると爺ちゃん言ってた。方向性としてはサッカーを具にした自己啓発本。組織論。出てくる四人が四人それぞれ矛盾し合っていて面白い。2014/03/17

こば

2
☆3 1を言われて10に気づけるか。 ゴミ落ちてるぞって言われるとそのゴミを拾える。その瞬間に他のゴミにも気づけるようになったらもっと凄い。 守備は味方を信用しない。ミスをした瞬間にフォローに行く。攻撃は味方を信用する。 人を急がせるときは、高い声で短く「縦!!」落ち着かせたいときは低い声でゆっくり「ゆっくり、大丈夫、大丈夫」 ありがとうは態度で示す。自分の誕生日に母親に「産んでくれてありがとう」と毎年言えるか スランプになったら一番高いところから練習を見させる。自分だったら何て指導するか。俯瞰。2016/01/07

TOMTOM

2
タイトルと中身が一致しないような。最後、無理やりまとめなくてもいいのにまとめようとするのもどうかと思うけど、指導者たちの思いや視点、考え方はいずれも通ずるところがある。サッカーがうまいだけではだめ、人間性を伸ばさないと。さまざまな評価軸があって、「高校の部活のサッカー」という視点を大切にしているのが伝わる。いろいろ考えさせられた一冊です。2014/04/27

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