内容説明
世界に冠たるラグビー王国は、いかにして最強国となったのか。その強さはどのように生まれ、どのように支えられ、どのように維持・発展を続けているのか。それを学ぶことは、日本のラグビーにとっても貴重な財産になるはずだ。幸い日本には、ニュージーランドと日本、双方のラグビー事情と文化を深く知るオールブラックス経験者が多数いる。ニュージーランドと日本を等距離に眺めることのできる第三国の代表経験者も多い。そして、ニュージーランドに飛び込み、ラグビー王国のラグビーに深く浸り、長く生活し、そこでの経験を日本に持ち帰った選手もたくさんいる。彼らの経験と言葉に耳を傾けることは、日本がニュージーランド、オールブラックスを理解することに留まらず、人材育成の秘密、環境整備について、彼らが長い時間をかけて培ってきたノウハウを学ぶことでもある。すべての色を混ぜ合わせると、黒になるという。黒のジャージーから学べるものは、何でも吸い取ってしまおう。
目次
01 偉大なオールブラックを目指す―アマチュア時代のニュージーランド(ジョン・カーワン)
02 仲間意識―ニュージーランドの高校・大学ラグビー(田邉淳)
03 プレー・ハード―プロフェッショナル黎明期(トニー・ブラウン)
04 ユース世代にどう鍛えられるか―ニュージーランドの選手育成システム(宮浦成敏)
05 ハードな道を選ぶ―オールブラックス・キャプテン(ルーベン・ソーン)
06 エリートアカデミー―オールブラックス予備軍たちの中で(堀江翔太)
07 ボーダーレス時代の選択―プロラグビー選手の人生設計(デヴィッド・ヒル)
08 すべてを揃えて、やりきる―オールブラックスに勝つ1(ジョージ・グレーガン)
09 混乱させて、シナリオを崩す―オールブラックスに勝つ2(エディ・ジョーンズ)
10 最強国の源流―40年前のニュージーランド(坂田好弘)
著者等紹介
大友信彦[オオトモノブヒコ]
1962年宮城県気仙沼市生まれ。気仙沼高‐早稲田大学・第二文学部を経て、1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Number』などで取材・執筆活動を始める。『ラグビーマガジン』『東京中日スポーツ』のラグビー記事も担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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4丁目の父ちゃん
Stair512754
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ヨッシー49