内容説明
著者は新日本プロレスリング株式会社という名実ともに日本一のプロレス団体の代表取締役社長を務めた。持てる能力をフルに発揮して、新日本プロレスという会社を黒字に変えていった著者の奮闘記を、ご覧いただきたい。
目次
第1章 知りすぎた私は邪魔なのか!―新日本プロレス社長辞任の真相(突然の草間降ろし;私はクビになったのではない! ほか)
第2章 プロレスを知らなくても経営はできる―こうして新日本を立て直した(「悪いけど、社長やってよ」;ビジネスを知らないのはどっちだ! ほか)
第3章 アントニオ猪木さんこそ、なにも知らない―あなたは手を引いたほうがいい(猪木さんはなにもわかっていない;猪木さんのご威光には翳りが出ている ほか)
第4章 世間知らずのレスラーたち―危機がそこまで迫っているのに…(君たちこそプロレスを知らない;新日本という船は舵取り役がいない ほか)
終章 すべてを知った私から、新日本の皆さんへ―真の新日本プロレスを取り戻せ(NOAHをよく見なさい;本書にヒントがある ほか)
著者等紹介
草間政一[クサマセイイチ]
1950年11月11日生まれ。約15年間にわたり財務・経理の業務に携わり、退職後に渡米。2004年5月よりアントニオ猪木氏の経理顧問となり、同年6月、新日本プロレスリング株式会社の代表取締役に就任。2005年5月、1年を待たずして自ら辞任した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
29
2004~5年まで新日本プロレスの社長を務めた著者の奮闘記。ネット配信、海外戦略、経費節減のため巡業に連れて行く選手を絞る、グッズや芸能活動といったチケット以外の利益を増やすなど、いままさに実行されているアイデアをすでに出している。当時は外様の中堅レスラーに過ぎなかった邪道&外道を高評価している点も含めて先見の明がある。一方もし「貴乃花VS花田勝」をマッチメイクしても新日ファンは喜ばなかったし、パイの拡大にも繋がらなかったと思う。著者の発想は新日本よりもDDTなどのインディー系団体の方に適性があるような。2021/06/10
ヤエガシ
4
新日本プロレス元社長である草間政一氏の著書。プロレス暴露本っぽいけど、内容はビジネスのお話。 コアなプロレスファンだけなく、一般社会にも「プロレス」をアピールするために、色モノっぽい試合も用意する必要がある的なことが書いてあり、プロレスは、深くなりすぎてしまっていたのかもしれないなと思いました。2015/01/18
湘南☆浪漫【Rain Maker】
0
暴露本かと思ったら愚痴の本だった(苦笑) 優秀なビジネスマンかもしれないけど、関わったところが悪かったね…。2017/10/31
Kenshi
0
4章のレスラー通信簿がおもしろい。さすがの邪道・外道高評価2017/01/01
ワンモアニードユー
0
まあ面白く内幕を読めました。 ミスター高橋本よりはまずまず面白かったでしょうか。 ただ個人的にはウソでもいいので、レスラー伝説を面白く読みたいほうなのです。 内幕物は読後感が少々寒々しいです。2011/07/10