内容説明
多くの日本人が「いまの食生活を続けていると危ない」と感じている。本書は、食に関するさまざまな雑学を紹介し、結果として読者の食に対する知識が一層深まり、ベクトルが粗食へ向かうよう編集したものである。
目次
武士食に学ぶ「質素=頑強」の方程式粗食がもたらした効果(高橋華王)
「生命力」のあるものなら粗食でもよい長寿の民・フンザが毎日食べるもの(後藤篤)
永遠の命を「食」で得ることは不可能皇帝を死に追いやった飽食の末の水銀食(高橋宏幸)
特別寄席 人糞喰古今効能奇談(東邦亭食楽)
神々の知られざる食生活の謎(尾園忠幸)
「粗食」は頭脳をも明晰にする木食、減食、断食が導く精神世界(安食文雄)
粗食に戻れない人たちへ「美食は毒に対する予防注射である」(宮下博行)
食と料理の神々―神社寺院の伝承を探る(大東悠子)
「食」は「性」のメタファー(暗喩)「食べる」とは一種「愛」の行為である(佐川一政)
佐川一政インタビュー 19年目の佐川一政『パリ人肉食事件の真相を語る』