内容説明
粗放的でも集約的でもない農法を求めて。科学者の立場から自然農法について、総合的かつ包括的に現象をとらえた科学書。
目次
第1章 問題の所在
第2章 自然農法、有機農法と大害虫、移住性ウンカ
第3章 イネの栽培環境とイビイロウンカの被害
第4章 群集構造からみた生物社会の比較
第5章 移住性ウンカ類の発生の比較
第6章 ウンカシヘンチュウとの出会い
第7章 他の天敵たち
第8章 ウンカと寄主植物イネとの関係から観た生物社会の比較
第9章 ただの虫の働きと、生活系における位置付け
第10章 生物社会の一員、人間の働きかけの影響
第11章 生物社会と人間の協働による未来型農法
終章 もう一つの道、総合的害虫管理