君は一流の刑事(デカ)になれ

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  • サイズ B6判/ページ数 315p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784809012327
  • NDC分類 317.75
  • Cコード C0036

出版社内容情報

目次
はじめに

第一章 悔恨を噛み締めて
打ち砕かれた捜査力~被疑者死亡の資産家殺人事件

第二章 基礎力こそ突破力
1. 観察眼、まさかの坂~野方署管内ガス自殺偽装殺人事件
2. 度重なるまさかの坂を越えて~綾瀬署管内女性殺人、死体損壊事件
3. また鑑捜査~元看護師長殺人事件
4. あぶり出し捜査~渋谷署管内傘による殺人事件

第三章 科学捜査の時代に
時効直前、DNA型鑑定を活用して~綾瀬署管内殺人事件

第四章 難事件に挑む
1. 被害者の怨念が乗り移る~外国人によるバラバラ殺人事件
2. 柿がホシを割り出す~新宿署管内強盗殺人事件

第五章 生命の尊さと償い
1. 脳味噌に汗を掻く~母娘死亡強盗殺人事件
2. 複数の共犯者を突き崩す~双生児らによる醜悪な強盗殺人事件

第六章 リアルタイムで進行する特殊事件に挑む
1. 立てこもり事件~幼児人質立てこもり事件、酒店経営者人質立てこもり事件ほか
2. 身の代金目的誘拐事件~乳児誘拐事件、小学生誘拐事件

第七章 若者たちへの道しるべ
デキる刑事の条件/よき伝統を引き継ぐ/まずマネから始めよ/自己の投資はしているか/捜査力はヤカ
ン酒のごとし/ひらめきの源は健全な心と身体/蒔かぬ種は生えぬ/部下・後輩への愛情/待っていてく
れた先輩

第八章 コラム
観察眼を磨く/寮母さんの導き/デカのこだわり/局面における一手

あとがき

推薦のことば 金高雅仁(警察庁刑事局長)
久保さんのこと 佐藤 進(株式会社東急レクリエーション取締役相談役)

内容説明

このバッジが持つ、重みと、プライドと―次世代に伝えたい渾身のプロフェッショナル論。

目次

第1章 悔恨を噛み締めて
第2章 基礎力こそ突破力
第3章 科学捜査の時代に
第4章 難事件に挑む
第5章 生命の尊さと償い
第6章 リアルタイムで進行する特殊事件に挑む
第7章 若者たちへの道しるべ

著者等紹介

久保正行[クボマサユキ]
第62代警視庁捜査第一課長。昭和42年北海道十勝支庁・新得町から上京。昭和46年警視庁刑事に。昭和49年に捜査第一課に異動、以後警視正までの全階級で捜査第一課に在籍。鑑識課では、現場主任、検視官、理事官を、機動捜査隊では、班長、副隊長、隊長を経験。そのほか、田園調布署長、渋谷署長などを経て、平成20年3月警視庁第七方面本部長を最後に勇退。現在、株式会社日本航空勤務。平成22年「捜査手法、取調べの高度化を図るための研究会」委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

82
題名の通りの、熱い本。退職まで警視庁捜査一課一筋だった著者による、張り込み、DNA鑑定、証拠品の発見、検事の説得、さらには立て篭り事件や身代金誘拐などへの、対応の仕方をまとめた、刑事たちへのハウツー本。図書館にこんな本があるのも驚きだが、本格的な内容なのに庶民にも実に分かりやすく書かれているのも驚き。読み物としても充分面白いので、警察小説好きな人にはぜひ読むのをオススメしたい。2015/08/02

YONDA

13
元警視庁捜査一課長が書いただけにそこにあるのは本物。捜査において失敗した事や悪い上司や刑事についてめ隠さず書いているので信頼できる。この本を読んだあとに警察物を読んだら、今までと違う視点で読めるかもしれない。2021/08/07

もちもちかめ

13
私は刑事にはなれないんだろうなあ…と落ち込むことしきり。ギブアンドテイクで自分の檀家を作れですって!?そして最大漏らさず気を配って気付く力。それと同時に嘘つきの犯罪者に自白させる。何よりのスタート地点は被害者の心を慮ること。神ですか…普通は気配りできる人は繊細で犯罪者なんかと話できませんし、自白取るよーな強面は気づき力ゼロだ。不可能を可能にするってことか。2016/06/14

Ted

12
捜査にも「風」があり、その流れにうまく乗ればホシを挙げられるが、それを逃すと迷宮入りになる点で、捜査も「生もの」だということが分る。刑事の経験と勘、そしてタイミング、この3つが揃って初めて犯人検挙に繋がる。DNA鑑定や監視カメラは飽くまで補助で、解決の鍵は現場の地道な活動に基く捜査の質にある。刑事の能力やセンスも勿論大事だが、もう1つ重要な要素として「敢えてする精神」があるのではないか。いくらでも手抜きをしようと思えばできるのに敢えて魂を込めて取り組む姿勢だ。これが解決・未解決を分ける決め手になると思う。2011/06/26

KIO

10
犯罪から身を守るための本からのつながりで、この本に行きつきました。 警視庁捜査一課長だった著者の分厚い経験から書かれているので、事件ごとの密度の高さをうかがえるような文書が続きます。警察の仕事はどういったものかを知るためには適切な本だと思います。 僕として驚いたのは、刑罰を科すためには犯罪者の自白が必須だということです。 客観的な証拠の積み重ねこそが、近代国家の刑事手法だと思っていたのですが、現実は自白無くして刑罰なしなのかなと思いました。 2019/05/25

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