内容説明
本書は、主として司法書士試験の受験を志す人々のために、申請人の立場からみた供託制度の全容を、できるだけ平易に解説したものである。その後、平成９年１０月１日民四１７５０号民事局長・法務大臣官房会計課長通達による供託事務取扱手続準則の一部が改正され、預貯金振込手続が整備された。また、供託規則の一部を改正する省令（平成１０年２月２７日法務省令第８号・平成１０年４月１日施行）により、供託金利息の利率が変更された。さらに、供託規則の一部を改正する省令（平成１０年１１月２６日法務省令第５０号・平成１０年１２月１日施行）及び供託事務取扱手続準則の一部改正（平成１０年１１月２６日民四２０９７号民事局長・法務大臣官房会計課長通達）により、振り込み方式による供託金の受入手続が創設されたので、全訂２版では、その部分が改訂された。
目次
第１章 供託の基礎知識
第２章 供託申請手続
第３章 供託法上の特殊手続
第４章 供託物払渡請求権の変動
第５章 供託物払渡手続
第６章 利息・利札の払渡手続
第７章 供託関係書類の閲覧・供託事項証明
第８章 供託官の処分に対する不服申立て
第９章 地代・家賃弁済供託
第１０章 民事執行手続における供託
第１１章 金銭債権に対する強制執行等と滞納処分とが競合した場合の供託
第１２章 民事保全手続における供託
