出版社内容情報
武者小路千家の茶人、逸翁美術館創立者の小林一三に愛された三砂良哉。大正から昭和にかけて大阪を代表する漆芸家として活躍した。天才的技術を持ちながら、歴史に埋もれた良哉の伝統的かつモダンな茶道具類を集めた初の作品集。
内容説明
無名、だが本物―。大正から昭和にかけて活躍した漆工・三砂良哉、初の作品集。
目次
第1章 薄茶器(数寄者と職人のデュエット)
第2章 香合(生まれ変わった異国の扇子)
第3章 茶道具(木目を水面に見立てた風炉先屏風)
第4章 菓子器と懐石道具(モチーフの特徴をリアルに表現した超絶技法)
第5章 さまざまな手仕事たち(良哉が補漆した作品たち;アクシデントから甦った秘蔵の一品;良哉遺愛の品々)
資料編