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出版社内容情報
歌川広重が巨人・葛飾北斎に挑むという物語を敷き、二大浮世絵師の名作の数々を紹介。北斎の代表作「冨嶽三十六景」全46図を収載、これを超えるべく研鑽し、自らの画風を打ち立てた広重の挑戦に迫る。中之島香雪美術館を皮切りに開催される展覧会の公式図録兼書籍。
内容説明
葛飾北斎がもたらした日本絵画史上最大級の衝撃「冨嶽三十六景」。一介の浮世絵師にすぎなかった歌川広重はその衝撃を乗り越え、どのように自らの画風を打ち立てたのか?
目次
プロローグ 広重、絵師を目指す
第1章 風景画への道―北斎のたゆまぬ努力(絵師「春朗」のデビュー;「宗理」時代、そして独自の画風へ;読本の挿絵―馬琴の影響、創造力の獲得;絵手本『北斎漫画』の図様;西洋画の影響)
第2章 葛飾北斎「冨嶽三十六景」の世界(北斎の挑戦―シリーズをどう描くか;「神奈川沖浪裏」の構想―構図、波の表現;「冨嶽三十六景」の出版―版元・西村屋与八;「雪月花」―「冨嶽三十六景」と同時代の展開)
第3章 新たな風景画への道―広重の挑戦と活躍(「東海道五拾三次之内」の新境地;「東海道五拾三次之内 原 朝之冨士」にみる広重の超克;広重の描く名所絵の魅力;広重の江戸名所;大名屋敷を描く;「江戸近郊八景」―江戸文学とのコラボレーション)
第4章 広重、“富士”を描く(「名所江戸百景」に描かれた富士;富士山を主題とした「冨士三十六景」『冨士三十六景』―冨士に始まり冨士に終わる)
エピローグ 広重の残したもの
著者等紹介
小山周子[コヤマシュウコ]
東京都江戸東京博物館学芸員
岩崎茜[イワサキアカネ]
東京都江戸東京博物館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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