出版社内容情報
「植物を見ていれば非常に賑やかでまた楽しい」とのメッセージとともに一生を植物研究に捧げた牧野富太郎博士。その偉業を年代順に追いながら植物学そのものも面白く解説。植物画や写真も盛りだくさんの決定版。
目次
1章 幼少期から上京まで(「天然の教場」で植物を学ぶ;初めての上京 ほか)
2章 二度目の上京から大学助手になるまで(友人と植物の専門雑誌を創刊する;いよいよ日本植物誌の出版に挑む ほか)
3章 植物研究に打ち込む(植物画;『大日本植物志』の編纂に取り組む ほか)
4章 大泉に引っ越す、『牧野日本植物図鑑』編纂に取り組む(大泉の家;牧野が手がけた植物図鑑 ほか)
著者等紹介
池田博[イケダヒロシ]
専門は植物分類学。広島大学理学部生物学科卒業、東京大学大学院理学系研究科植物学専門課程(博士過程後期)単位取得退学。兵庫県立人と自然の博物館、岡山理科大学を経て、東京大学総合研究博物館准教授。日本植物分類学会国際シンポジウム準備委員会委員長、『植物研究雑誌』編集委員、ヒマラヤ植物研究会会長を務める
田中純子[タナカジュンコ]
専門は歴史学。上智大学大学院修士課程修了。中学校・高等学校で教師を務めた後、東京国立博物館で江戸から明治時代にかけての博物学的資料の整理調査に当たる。2010年、リニューアルオープンした練馬区立牧野記念庭園記念館の学芸員となり現在に至る。植物学者・牧野富太郎をはじめ植物と関わったさまざまな人たちの展示を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。