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出版社内容情報
2012年刊行以来、刷を重ねた『ミュシャ作品集』に24頁を加えた増補改訂版。パリ万博の壁画やフーケ宝飾店・プラハ市庁舎の装飾、聖ヴィート教会ステンドグラスなど、これまであまり目にしたことのないミュシャの作品を多数掲載する。
目次
第1章 生い立ち~修業~デビュー―1860‐1893(スラヴ民族としての生い立ちとウィーンでの修業;書籍・雑誌)
第2章 パリでの活躍―1894‐1910(時代の寵児ミュシャ;演劇ポスター;商業ポスター;その他のポスター ほか)
第3章 アメリカから祖国へ―1911‐1939(愛する祖国へ;ポスター;油彩画;ステンドグラス ほか)
著者等紹介
千足伸行[センゾクノブユキ]
1940年東京生まれ。美術史家。成城大学名誉教授。広島県立美術館館長。東京大学文学部卒業。TBS(東京放送)を経て、国立西洋美術館に勤務。1970~72年、西ドイツ(当時)政府給費留学生としてドイツに留学し、ミュンヘン大学で主にドイツ・ルネサンス美術を学ぶ。帰国後、西洋美術館主任研究官、成城大学文学部教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くたくた
35
とにかく美しい。フランスで才能を発揮し、祖国チェコの独立を支持し、チェコスロヴァキア独立後は、祖国で制作活動に従事したミュシャ。壮大なスラブ叙事詩も収録されている。数々の希望、戦争、犠牲が描かれている。その後の東欧の歴史を、ミュシャはどう思うだろうか。2024/11/04
ganesha
5
12年刊行のミュシャ作品集の増補改訂版。200以上の作品の図版と主要作品の解説やミュシャの生涯、時代背景など。フリルト・ビスケットの女性と芸術ダンス、四つの花バラ、黄昏、真福八瑞より幸福なるかな、心清き者と、主の祈りについてのコラムが良かった。堺のミュシャ館にまた行きたいと思いつつ読了。2023/09/23
kaz
3
初見のものもそこそこあって満足。スラヴ叙事詩ももちろん良いが、やはりポスターの方に魅力を感じる。図書館の内容紹介は『ベル・エポックが最盛期を迎えようという19世紀末のパリでシンデレラ・ボーイとなったミュシャの生涯を、その作品とともに収録。主要作品解説、ミュシャ略年譜も掲載』。2022/06/14
月と星
3
★★★★このサイズでこのボリュームだと充分楽しめる。美しく心が洗われるので,手元に置いておきたい。2022/05/27
san_sebastian0
0
223ページにも渡り作品が掲載されているので、国内の展示で見ることができない絵画やポスターも知ることができます。 ミュシャを一躍有名にしたサラベルナールのポスターを始めとし、晩年に制作したスラヴ叙事詩まで網羅している図録で最後まで楽しめました。2024/05/31