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出版社内容情報
30歳でパリに客死し「悲劇の画家」のレッテルを貼られがちな佐伯祐三。本書ではその優れた作品を厳選して紹介し、最先端の美術潮流にもまれながら、新しい表現を見出すために苦闘した佐伯の、時代を超えた芸術的価値を考察する。
目次
プロローグ 生い立ち―1898~1917年 0~19歳
第1章 東京美術学校時代・渡仏まで―1918~1923年 20~25歳
第2章 第一次渡仏時代―1924~1925年 26~27歳
第3章 一時帰国時代―1926~1927年 28~29歳
第4章 第二次渡仏時代―1927~1928年 29~30歳
エピローグ 佐伯祐三を継ぐ者たち
著者等紹介
熊田司[クマダツカサ]
1949年、神戸市に生まれる。1977年、関西学院大学大学院文学研究科博士課程(美学専攻)修了。財団法人香雪美術館、財団法人西宮市大谷記念美術館を経て、1988年ふくやま美術館学芸課長。1990年大阪市立近代美術館(仮称)建設準備室に転じ、2001年から2009年3月まで同研究主幹。この間「生誕100年記念佐伯祐三展」(大阪市立美術館ほか、1998年)、「没後80年記念佐伯祐三展」(大阪市立美術館ほか、2008‐09年)、吉原治良の回顧展などを企画開催。2012年から2017年まで和歌山県立近代美術館館長を務めた。専門は近代美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
natukoba
3
ステーションギャラリーでの展覧会を誘われたので予習。 とても暗いが惹きつける力がある。展覧会同行者女子の感想、ドラマティック。同行者男子の感想、パリの春も夏も経験しただろうに、冬の色合い。人の狂っていく様を見て感動する意味が解らない。パリの壁の魔力。同時期にユトリロ、荻須、佐伯の壁を探る展覧会があったらしい、見たかった。 2023/03/03
kaz
3
このシリーズの他のものと同様、佐伯祐三の作品の変遷とその生涯を追うことができる。佐伯祐三に関心が無いわけではなかったが、これだけの作品を眺めたのは初めて。図書館の内容紹介は『30歳でパリに客死し、「悲劇の画家」のレッテルを貼られがちな佐伯祐三。その優れた作品を厳選して紹介し、最先端の美術潮流にもまれながら、新しい表現を見出すために苦闘した佐伯の、時代を超えた芸術的価値を考察する』。 2022/01/30
ume
2
★★★☆☆ 1898-1928 パリ ヴラマンク 米子 彌智子 広告 文字 結核 大阪中之島美術館2024/12/31
analjustice
2
収録作品が多数出品されると思うので東京ステーションギャラリーでの展覧会楽しみにしています。2022/12/19
tosh
1
30歳で夭折した佐伯祐三、暗いパリの街並みと自画像のイメージが強い。先日大阪の山王美術館で見た自画像も目元を暗く塗った独特の作品だった。最晩年の「郵便配達夫」が好き。 山本コレクションのおかげで大阪中之島美術館で沢山の作品を鑑賞することができる。2024/05/18