アート・ビギナーズ・コレクション
もっと知りたい慶派の仏たち

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  • サイズ B5判/ページ数 96p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784808711245
  • NDC分類 718.3
  • Cコード C0071

出版社内容情報

運慶・快慶に代表される鎌倉時代の仏師の一大流派「慶派」の仏像を、勃興から黄金期を中心にその末裔の動向まで、仏像彫刻史の第一人者が最新の知見をまじえて平易に解説。慶派一門の層の厚さに驚く名品揃い。

根立研介[ネダチケンスケ]
著・文・その他

目次

まえがきにかえて 日本彫刻史における慶派の位置づけ
序章 慶派前史―康尚・定朝から奈良仏師まで
第1章 慶派誕生―康慶とその一門
第2章 運慶登場―彫刻表現の新時代を築く
第3章 快慶の活動―信仰と結びついた理想形の追求
第4章 運慶・快慶の後継者たち―湛慶ら一門の変遷
終章 慶派の革新性―慶派仏師の評価をめぐって

著者等紹介

根立研介[ネダチケンスケ]
1956年生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程中退。京都府教育庁指導部文化財保護課技師、文化庁文化財保護部美術工芸課文化財調査官、京都大学大学院文学研究科助教授等を経て、2005年より京都大学大学院文学研究科教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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えふのらん

6
巷に溢れる運慶本の次に手に取るべき一冊。ともすれば比較され、運慶を持ち上げる役割をあてがわれる快慶や定朝を相対化し、時代毎の役割や技巧の違いなどを解説している。確かに無着や金剛力士像は激しく、目を見張るものはあるが様式そのものが業界を変えたかといえばそうでもないし、院派や円派が滅んだわけでもない。写実性が後退していったことからもわかるように歴史は慶派とは逆の方向を目指した。運慶の革新性を肯定しつつも美術史上の役割、他の仏師との関係を冷静に見据えた一冊。2022/08/21

遠い日

4
わたしは阿弥陀如来系の仏像が好きだという自覚がありますが、仏像一般、どうしてこうも拝見すると心が落ち着くのでしょうか。慶派の仏像は力強く、対すれば背筋が伸びる感じが好きだ。2022/04/20

takakomama

3
東京国立博物館の「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ展」の復習。 2018/10/28

おかゆ

2
やや内容が古いが、画像が大きくて見やすい。2023/02/02

ぽよ

2
写真多めの本をさがしてまして。 まさにドンピシャ! 四天王立像はカッコ良すぎて、クラクラしますわ。 生身の人間っぼさだけではなく、周りの空気感も 切り取ったように存在している姿にグッときます。 いやー、よく読んで勉強します。2019/10/14

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