アート・ビギナーズ・コレクション
もっと知りたい横山大観 生涯と作品

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  • サイズ B5判/ページ数 95p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784808711054
  • NDC分類 721.9
  • Cコード C0071

出版社内容情報

日本画壇の大家・横山大観の生涯と作品。日本画壇の大家・横山大観。明治・大正・昭和という激動の時代にあって、画家として何をなそうとしたのかを、90年に及ぶ波乱の生涯と画風の変遷をたどりながら掘り下げていく。

古田 亮[フルタ リョウ]
著・文・その他/監修

鶴見 香織[ツルミ カオリ]
著・文・その他

目次

はじめに 国民画家・大観の誕生
第1章 「大観」の誕生‐画家の道へ―明治元年(1868)~明治30年(1897)(0~29歳)
第2章 苦難の道のり‐日本美術院の成立と衰退、五浦へ―明治31年(1898)~大正2年(1913)(30~45歳)
第3章 在野における地位の確立‐日本美術院の再興―大正3年(1914)~昭和11年(1936)(46~68歳)
第4章 戦争の時代にあって‐深まる国家との結びつき―昭和12年(1937)~昭和20年(1945)(69~77歳)
第5章 円熟の境地‐描き続けた人生―昭和21年(1946)~昭和33年(1958)(78~89歳)
総論 大観芸術の特性

著者等紹介

古田亮[フルタリョウ]
1964年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科日本東洋美術史専攻博士後期課程中退。1993年より東京国立博物館に勤務。東京国立近代美術館主任研究官を経て、東京藝術大学大学美術館准教授

鶴見香織[ツルミカオリ]
1969年埼玉県生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。1993年より群馬県立近代美術館に勤務。2006年より東京国立近代美術館主任研究員

勝山滋[カツヤマシゲル]
1971年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。同大学院美術研究科修了。山種総合研究所、高崎タワー美術館を経て、2000年より平塚市美術館に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ピンガペンギン

20
岡倉天心の弟子という関係で大観に興味を持ちました。朦朧体の絵は、当初、画壇で不評だったということです。ボストン美術館にある朦朧体の絵がこの本に掲載されていて写実と幻想のあわいのような美しいものです。ただ大観の絵は一度にまとめて何枚も鑑賞するのは東京でも難しいと分かりました。特別展の開催をチェックしないといけないな。2024/01/27

ねこけし

12
横山大観展で見た富士の絵や紅葉の絵、そして「生々流転」に感銘を受けて読んでみました。技術もそうだけど、人柄が伝わってくるようでとても魅力的だと思った。日本の画家はよく富士を描くけれど大観の富士にはまた特別なものを感じる。時代背景によって追い風や逆風か吹き、それが様々な面で作風に影響したかもしれないけれど生涯にわたって描き続けたその姿勢は素晴らしいものだと思った。2018/09/02

遠い日

11
せっかく京都で「横山大観展」が開催されていたのに、行けなかったので、せめて……と手にする。濃やかに描かれた、その描き込みに静かに圧される。均整のとれた構図、色の力を感じる配色。うっとりと観て見たかったなぁ。2018/07/27

rapo

6
今年の1冊めは、新年にふさわしく横山大観の富士山で。清々しく気を引き締めて、新しい気持ちでスタートしたいと思います。2020/01/05

多喜夢

4
昨年足立美術館で大観の「紅葉」を見た。その豪華絢爛さに魅了された。戦後、藤田は日本を追われたのに、大観は多くの富士を書き続けた。結果として、藤田は世界のフジタとなったが、大観を知る外国人は少ない。このあたりももう少し調べてみたい。2025/01/06

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