内容説明
江戸時代から昭和初期まで―、日本人の独自の感性が紡ぎ上げた装身具の歴史と文化を時代・アイテム別にたどる。べっ甲、蒔絵、彫金、象嵌、宝石、セルロイドなど、素材や技法もわかりやすく解説。西洋の美意識を旺盛に昇華させた宝飾装身具も多数掲載!豊富なビジュアルで、装いの変化や流行が一目瞭然。
目次
プロローグ 旧石器時代~安土桃山時代 日本の装身具前史
第1章 櫛
第2章 笄、簪、根掛
第3章 洋風髪飾り
第4章 帯留
第5章 指輪
第6章 その他の女性用装身具
第7章 段性の装身具
巻末資料
著者等紹介
露木宏[ツユキヒロシ]
神奈川県生まれ、立教大学卒業。宝飾史研究家。日本宝飾クラフト学院理事長、NPO法人宝石宝飾教育振興会会長。ジュエリー文化史研究会主宰。幅広い資料収集に努め、装身具史研究と宝飾文化の発展に力を注いでいる。2020年9月「装身具工芸ギャラリー」開設。著書多数
宮坂敦子[ミヤサカアツコ]
企画編集者・著述家。HRD Antwerp Diamond Grader(ベルギー・ダイヤモンド・ハイ・カウンシル公認ダイヤモンドグレーダー)。株式会社Miyanse代表。ジュエリー研究会ムスブ主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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tama
9
図書館本 眼休め用 え!が一杯。ヴァリニャーノの記録で日本人は宝石類に興味を示さず真珠も薬用!女性は平安から江戸まで髪飾りを使わなかった。髷を結わなかったから。見事な透かし彫りの鼈甲櫛!よく壊れずに伝わった!表紙絵は透き通った鼈甲櫛の浮世絵!透明!?ガラスに蒔絵の櫛!葛飾北斎が櫛とキセルのデザイン帳を描いてた!明治には水晶の櫛も!女性は江戸後期から指輪してた!袋物は男女問わずとてもかっこよい。明治には女性が半衿に襟留と言うブローチを!!腕や耳は縄文・弥生なのね。2021/02/15
チョビ
7
過去の日本人のアクセサリーなんて、気にしたことなかったわー。基本的に江戸から戦前戦中までの一覧だが、江戸までの装身具事情がサラッと書かれているところは、ものすごく勉強に。浮世絵もじっと見れば、見知らぬ髪飾りやお飾りでいっぱい!「ボーッとしてんじゃねえよ!」とどこぞの方に言われそう…。とにかく興味深い!2021/01/21
Yoko Kakutani 角谷洋子/K
3
図版が綺麗で見ていて楽しい。日本特有の装身具文化についてあれこれ考える。瑪瑙、翡翠、鼈甲などダイヤモンドのようにキラキラ光らない素材を嗜好する日本文化については、谷崎潤一郎『陰翳礼讃』を読めばいいのかもしれない。2023/04/23
栄吉
2
★★★☆☆ 【図書館】装身具として機能的な事は勿論だが、技巧が凄く思わず見惚れてしまう。2023/06/19
takao
2
ふむ2023/01/13
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