内容説明
デザインのインスピレーション、満載!20世紀の重要シーンを彩った、エポック的作品を一堂に。
目次
1900s
1910s
1920s
1930s
1940s
1950s
1960s
1970s
1980s
1990s
著者等紹介
セダン,トニー[セダン,トニー] [Seddon,Tony]
12年間ロンドンに住み、幅広い分野のデザインコンサルタントと、ビジュアル本専門出版社のシニア・アートエディターを務めた。1999年、大都市の喧騒を離れ、イギリス南岸の村に移住。現在は、フリーランスのデザイナー、アートディレクター、ライターとして活躍している
長澤忠徳[ナガサワタダノリ]
1978年武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科を卒業後渡英、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン)大学院修士課程修了。1999年、武蔵野美術大学造形学部デザイン情報学科教授に就任、2015年より同大学学長を兼務し現在に至る。専門はデザイン論、デザイン教育、デザイン・コンサルティングなど。2016年7月、芸術とデザイン分野における永年の国際貢献によりロイヤル・カレッジ・オブ・アートより日本人初となる「シニア・フェロー」を授与される
和田美樹[ワダミキ]
東京生まれ。1987年より米国在住。パーソンズ・スクール・オブ・デザインで洋裁を学んだのち、輸出入販売会社勤務を経て、出版翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
doji
1
歴史的なポスターをクロノロジカルにビジュアル資料とともに解説されているのはとても勉強になった。時代背景と表現の移り変わりのなかでグラフィックデザインが果たす役割について資料性が高かったし、こういった時代ごとに書体解説してるのは理解の助けになる。もっと文字に特化した本もあれば読みたい。2022/12/16
の
0
20世紀のデザイン・タイポグラフィの変遷を豊富な画像と共に振り返る本。一度に振り返ると、アートとデザイン、プロパガンダとカウンターカルチャー、デジタルとアナログといった対抗したデザインが革新的に登場していくのが20世紀のデザインだったように思えた。それらは雑誌や音楽ジャケットなどの多文化主義の中に収束していき、21世紀のネット主義の効率性の大元となっている。後半は音楽のジャケットやポスターの割合が増えており、デザインで信念を表現し、音楽を聴かない層にも姿勢をアピールできるものが評価されている。2017/01/13
暇人
0
インターネットの普及により、コピペで誰でもデザインができるようになった。いわゆるパクリだが、そうならざる得ないほどデザインのパターンが出尽くしてきた感がある。 本書は20世紀のデザインを10年ごとにきって、後世に残る代表的なデザインを通じて時代をかたったものだ。 懐かしいものもある。わずか10年前でも古典みたいに見えてしまう。時代の移り変わりの早さを感じる。2017/01/12